お前は教育上不適切?生きづらいわ!もぉ!
7月1日、プロ野球・中日ドラゴンズの人気応援歌が演奏自粛となりました。
その理由は
「みなぎる闘志を奮い立て お前が打たなきゃ誰が打つ 今 勝利を掴め」
このフレーズ。
選手のことを『お前』と表現していることをめぐり中日の監督が指摘しました。
中日ドラゴンズ・与田監督:
「お前」という言葉を子どもたちが歌うのは、教育上良くないのではないか。
この【お前】という言葉をめぐって様々な議論が繰り広げられています。
OMAE!
確かに暴力的な表現だという認識はありますよね。
調べてみると
「お前」という言葉は、もともと「大前(おおまえ)」という形で、奈良時代以前には使われていました。その頃は、神仏や位の高い人を指した言葉でした。
江戸時代の始めくらいまでは、目上の相手に対して使う言葉だったのですが、中期になると同等の相手に使う例が多くなり、後期になると目下の相手に使う例が増えてきて、現在に至ります。
はじめは目上に使ってたけど
今では目下に使うのが普通だよ~てことです。
【目下】に使う言葉ではあるようですが
はたして今回のこの応援歌にこの【目下】が当てはまるのでしょうか?
私の年代は【お前】がありふれていたような気がします。
友達に向けて
恋人に向けて
そもそもドラマなんかでは
『お前が好きだ!!』
なんてフレーズが飛び交ってたんじゃないかと
いま若者に言おうもんなら
『は?お前って誰?さめるわ』なんでしょうね。
何が言いたいかというと
【お前】にもいろいろあるって!てことです。
今回の応援歌に使用されている【お前】は
鼓舞し尊敬の念がこもった【お前】だと思うんです。
その背景を無視して【お前】という単語だけでの判断でしかないと思うのです。
このままだといずれ
アナウンスや実況で呼び捨てってどーなの??ってことになっちゃいます。
「4番~サード~ 〇〇さん~」
「〇〇さん!打ったー!大きい!ホーームラン!」
wwww
監督の言う
「お前」という言葉を子どもたちが歌うのは、教育上良くないのではないか。
私にももうすぐ2歳になる天使がいるのでわからなくもないのですが
【お前】をつかう子供を危惧するよりも
【お前】の意味合いや場面を教えられない大人がやばいよ・・・と
パパは思うのです。
最近やたらと
【コンプライアンス】を重視している傾向にあると思うのですが
自由に発言できなくなってきてると感じませんか?
人類の進化の象徴でもある【言語】
退化に向かってると言っても過言ではありません。
退化していった未来に何があるんでしょうね。